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地域コミュニティ(ダウンタウン・サンタモニカ)での活用例
コミュニティの関与と市民の満足度向上

"HappyOrNotの導入前は定性的・主観的なフィードバックが多く、統計的な信頼性が欠けていました。今では開催したイベントがどんな結果であったかを示す指標を、市役所、スポンサー、有権者に自信を持って報告できます。こうした数値は、進行中/提案中の施策について予算を検討するのにも役立ちました。”

- ダウンタウン・サンタモニカ(DTSM) 公共空間管理者 ニック・エフロン氏

ダウンタウン・サンタモニカ株式会社(DTSM)は、民間の501c(3)非営利組織です。サンタモニカ市と協力し、サンタモニカのダウンタウンでのサービスと運営を管理し、経済の安定と成長、地域社会の生活を支えています。

DTSMは、コミュニティの関与を増やし、市民の満足度を数値で評価することで予算や計画に活かすため、HappyOrNotに注目しました。数週間のうちに、組織はコミュニティの意見の計測を開始し、その結果からパークレット(一時的な路上駐車スペース)の場所を変更しました。

サンタモニカのダウンタウンはショッピング街であると同時に、ストリートパフォーマンスが盛んな場所でもあります。埠頭のすぐ東にあるサード・ストリート・プロムナードは、高級ショッピングセンターのサンタモニカプレイスから3ブロック続く遊歩道エリアで、屋外の歩行者天国になっています。

DTSMは、市やビジネスコミュニティと協力して地区のマーケティングを行っています。この街に住み、この街で働き、この街を訪れる人々のために、非常に活発で密接なコミュニティを作り上げるという意志が、ひらめきや可能性を生むのです。

スマイリーターミナルは、スタッフのいるトイレで週7日、常に清潔さを測定しています。イベントや施策に応じて、追加のターミナルが移動します。

利害関係者・パートナーへの影響

DTSMは、収集されたデータの分析により、市民にとってより魅力的な空間を作り上げることが可能になりました。また、様々なイベントや施策のメリットについて利害関係者やパートナーに訴えかけ、将来のロードマップ開発を支援することができるようになりました。

HappyOrNotが可能にしたこと:

  • 市民の関心度を知る
  • より良い空間づくりの場所と時間を最適化する
  • 市民の満足度を高めるために高度な分析をする
  • 遊歩道エリア発展のロードマップを構築する

長期的な活動のベンチマークを得る

「過去12年間、主観的な意見のみを受け取っているコミュニティに対して、私たちはアイススケートリンクの活性化施策を毎年提供してきました」と、公共空間管理者のニック・エフロンは言います。

「昨年、HappyOrNotを用いて意見を収集し、感情を測定し、実際の統計データを分析することができるようになりました! これによって2年目は、売店スタンドの配置やリンク全体の計画について、行った変更の有効性を測定するための基準値が得られるのです。全体では、この施策により77%の満足度を得ることができました」

HappyOrNotの分析は、施策や予算管理を強力にサポートするだけでなく、スポンサーやベンダーとの交渉を促進する上でも重要な役割を果たします。約14ヶ月間のフィードバックで、DTSMは以下の「非常に満足」評価を達成しました。

  • 全体的な満足度(遊歩道エリアでの実験):83%
  • 公園のトイレ:81%
  • アイススケートリンク:77%

導入企業について

ダウンタウン・サンタモニカ株式会社(DTSM)は、民間の501c(3)非営利組織です。サンタモニカ市と協力し、サンタモニカのダウンタウンでのサービスと運営を管理し、経済の安定と成長、地域社会の生活を支えています。

公式サイト:ダウンタウン・サンタモニカ

スポンサーやベンダーとの接点を増やす

公衆トイレの清潔さ測定の他に、DTSMはより良い空間づくりのための意見をHappyOrNotで収集しました。その分析により、パークレット(一時的な駐車スペース)の位置を最適化することができました。これまでの洞察では、大きな通りに位置するパークレットは、小さな脇道のパークレットよりも利用が少なく、肯定的な評価も少ないことが明らかになっています。こうしてDTSMは、スポンサーやベンダーとの交渉を促進するようなデータ、事実、および一覧をまとめることができるのです。

データ収集と分析で、将来の都市計画を導き出す

市政府と国際的なダウンタウンのコミュニティは、データ収集と分析に頼ってイベントや計画の価値を評価しています。 DTSMには現在、より良い空間づくりに活かすため、サード・ストリート・プロムナードにスマイリーターミナルを設置しています。今日まで、この「実験」は平均で83%の「満足」評価を達成しました。プロムナードの将来の再開発を支援するため、来年はすべての収集データについてのレポートを市職員で共有する計画です。

Happy Or Not社に関して

Happy Or Not社は、HeikkiVäänänen氏とVille Levaniemi氏によって2009年にフィンランドで設立されました。
同社は世界120カ国に4000社以上の顧客を持っています。(※2018年10月現在)
クライアントには、Microsoft社、McDonald’s社、ロンドンのヒースロー空港、LinkedIn、IKEA、San Francisco 49ersの本拠地Levi’s Stadiumなどがあります。
Happy Or Not社は、世界の企業の顧客(従業員)満足度を即時に測定しレポートする事業を行なっています。
世界の企業の全ビジネスセクターにおいて、顧客の体験・関係・関与の向上に役立っています。