北欧のグロースキャピタル会社Verdaneが率いる資金調達ラウンドにより、HappyOrNotの分析および洞察力の強化やエンジニアリングおよび販売チームの拡大も可能となる
HappyOrNot(www.happy-or-not.com)はフィンランドとフロリダに本拠を置き、世界中で認められ、マクドナルド、サンフランシスコフォーティナイナーズ、ロンドン・ヒースロー空港、NHSといった企業から頼りにされている「スマイリー」フィードバックシステムの背後にある会社です。HappyOrNotは、北欧のグロースキャピタル会社Verdane(www.verdane.com)が率いる成長資金調達ラウンドで2,500万ドルを調達しました。ラウンドの一環として、VerdaneはPO株も取得しました。Verdaneはテクノロジー関連企業に投資して成長の加速を支援する会社で、これまでにBoozt、CRF Health、EasyParkといった企業の設立も支援しています。
既存投資家のNorthzone(www.northzone.com)は、ストックホルム、ロンドン、ニューヨークに拠点を置くVC企業(Spotify、Klarna、Trustpilotなど、北欧の成功事例支援の実績あり)です。Northzoneもラウンドに参加し、これによりHappyOrNotの現在までの総資金は4,000万ドルを超えることになりました。
この投資は、リアルタイムの顧客および従業員の満足度追跡におけるマーケットリーダーとしてのHappyOrNotの地位をさらに強化するために使用されます。Verdaneのソフトウェア分野の専門知識を借りることで、HappyOrNotは分析および洞察能力の強化が可能になります。さらにHappyOrNotは調達資金を利用して、本社と製品ハブであるタンペレそして商業ハブとして急成長中のアムステルダムやウェストパームビーチのエンジニアリング、マーケティング、販売チームの強化を行うことになります。
135か国に4,000名近い顧客を抱えるHappyOrNotは、リアルタイムで実用的な分析および洞察を企業に提供し、顧客や従業員の満足度を高め、運用効率を高め、収益を増やすお手伝いをします。顧客および従業員のフィードバックデータ(「笑顔」から「眉をひそめる」までの4段階のスケールとして視覚化)を提示およびパッケージ化し、組織が顧客や従業員の実際の希望に従ってサービスの特定の側面を調整できるようにします。
HappyOrNotターミナルはこれまでに13億件のフィードバック受理という業績を持つ端末機で、ユーザーにとって可能な限りシンプルかつ即座に理解できるように設計されています。一方クライアント企業向けのリアルタイムデータやそのデータに対応する洞察は、洗練され、フレキシブルな設計となっています。
Research And Marketsによる2018年のレポートによると、世界のカスタマーエクスペリエンス管理市場の規模は2025年までに324.9億米ドルに達し、予測期間中に22.9%のCAGRで展開すると予測されています。
HappyOrNotの共同創業者でもあるヘイッキ・ヴァーナエネンCEOは次のようにコメントしています。「当社がこの分野におけるマーケットリーダーであることに疑問の余地はありません。135か国の約4,000名のお客様とお仕事をさせていただいています。この新たな資本注入により、当社の地位をさらに強固にすることができると考えています。コアビジネスへの投資に加え、当社はお客様と共に革新を続け、より高度な分析および洞察ソリューションのスイートを作成し、より優れた情報に基づいて意思決定ができるようにすることで、ビジネスの多くの側面を改善するお手伝いをさせていただきます。ソフトウェア分野の専門知識で有名なVerdaneを当社のジャーニーの次の段階にお迎えできることを大変嬉しく思っています」
Verdaneのヤンネ・ホルミア社長は次のようにコメントしています。「Verdaneは急成長中の北欧テクノロジー関連企業に投資しており、HappyOrNotは当社のポートフォリオとぴったり一致しています。HappyOrNotを支援し、同社がさらにスケールアップし、主要ブランドを顧客として獲得し続け、その分析および洞察力を強化するのを見られることを楽しみにしています。ソフトウェアの成長企業に投資を行う会社として当社が持つ知識と、HappyOrNotの市場優位性、そしてカスタマーエクスペリエンス市場の膨大なポテンシャルが組み合わさることにより、共に大きな成功が達成できると確信しています」
Northzoneの「パートナー」であるマルタ・シェーグレン氏は次のように付け加えています。「リアルタイムCX(カスタマーエクスペリエンス)分析市場は、大変大きなポテンシャルを秘めた市場です。あらゆる業界の企業が、消費者や従業員の意見を聞きそれにリアルタイムで対応することがどれほど重要なことかに気づき始めたからです。HappyOrNotは空港における存在によって世界中で知られていますが、小売業、医療、旅行、ライフスタイル業界全体でも成長しており、これが同社の未来を本当に刺激的なものにしています。これにより、HappyOrNotはそのジャーニーにおいて再び大きなマイルストーンを達成したことになります。グローバル幸福指標を作成し、それによって優れたサービスとはどういうサービスなのかをバーティカル市場で再定義しようという旅です。インスタントフィードバックが主としてソーシャルメディア上の一方向通信ストリームで拡散されることの多い現在、そうしたインスタントフィードバックをサービス業界の従業員に実用的かつリアルタイムの形式で提供できるのですから、これはまさにゲームチェンジャーといえます」